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さて、おもてなしとは - So, What is Omotenashi?

"English follows Japanese

2020 年東京オリンピック誘致のためのプレゼンで、滝川クリステルさんのプレゼンからのひと場面「お・も・て・な・し」が話題になっていますが、さて、おもてなしの精神とはいかに。

言葉として考えてみると「もてなす」を名詞化して「もてなし」。そこにさらに「お」をつけて丁寧語にしているものと考えられます。では、「もてなす」とは?
たいていの国語辞書では、こういった意味で説明されています。


こころからの歓待の意を表して相手を丁重に扱うこと。
ここで気づくのは、おもてなしには常におもてなしをする側と、それを受ける側が必ずいることがわかります。
では、歓待の意を表するとはどうすればいいのか?これはさすがに言葉だけからは意味をつかみかねます。

歓待の意の表現方法は、千差万別といっても過言ではありません。
日本とアメリカ合衆国でも違いますし、同じ日本でも極端に言えば家庭ごとに違うともいえます。
それでは、歓待の意はもてなす側の方式で行うのか、もしくは受ける側の方式で行うのか、という疑問がわきます。
私は、どちらも。というより、いずれにも共通する要素をいれていくことがおもてなしだと考えています。
となると、「もてなす」という行為はもてなす側の動作を示しているようで、一方、もてなされる側の表現も必要とされていることがわかります。
ここが、日本式のおもてなしの難しさで、歓待の中にどういった意が含まれているかということを受ける側はしっかりと察知し、認識することを求められるのです。
このあたりが、仕事の分担からうまれた Service や、いかに相手のことを注意深く丁寧に扱うかという Hospitality といった概念とは大きく異なる所以です。

ここで、以前、炭屋、おもてなしはお茶の心でという本を読んだ時のことに触れておきたいと思います。
炭屋先代のご主人は、炭屋のおもてなしの方法を守り続けた人でした。茶事の様式を基に最上級のくつろぎを提供する京都の旅館ですが、もちろんそこで提供されるものはリッツカールトンなどが提供するものとは大きく異なります。
先代のご主人はこの違いのわからない方には、ご利用いただかなくて結構という姿勢だったそうです。
例えば、一枚板の廊下でキャリーバッグを引こうとする人。これは、若い人でありません。女中さんが、「お持ちします」と言っても、「…

平成二十三年 長月 利休忌のこと

足早に境内を抜けて瑞光院に入ると、まさにお茶席がたつところであった。受付の女性の方に奥の茶室に通してもらう。どうやらこのかたも、同じ席に入られる様子。幸運にも勝手かわからない席で懐紙の持参も忘れた私に丁寧に説明してくれた。席は二間をつなげた広めの部屋。軸は先代の大徳寺の住職の書。秋の花が二三投げ込まれた竹編みの花入れ。菓子は季節の生菓子に落雁、ふのやきであんを包んだもの。手前席から離れた方の床には栗の香合、柿右衛門の掛けもの。

風炉、水差し共に初秋の利休忌をしのぶ詫びしさがある。亭主は気さくに座を崩すように進めてくれた。ジーンズとTシャツ姿の私を皆温かくむかえいれてくれた。楽しい。一言そう感じる時間。かいた恥すら清々しい。

正客から平茶碗が回ってきて見聞させていただく続いて各客に水屋からたてだしがはこばれてくる。一服目は薄茶。器もそれぞれに面白い。もう一服、濃茶で統一された器。黒塗りに金の紋様。並ぶと場がしまる。この日は棗など拝見させていただき、お開きとなる。

他の院でもお茶席が開かれていたが、なかなか混んできたので、大徳寺をあとにする。

Square の進撃はもう止まらない - Cannot stop Square growing-

*English followed Japanese

このキューブ型のデバイスを初めてみたのは、去年の 9 月、サンフランシスコの Another Cafe だったと思います。iPhone にアタッチされたキューブにカードをスワイプして、画面に署名するスタイルは斬新でした。カード社会であるアメリカではコレ以上ない便利なサービスです。

このサービスがいよいよ日本でも本格展開され始めました。例えばローソンでのキューブデバイスの販売開始です。また先日、お台場で実施されたコミケでの利用も目立ったようです。日本では、まだカードが完全に浸透していないとはいえ、3,000 円以上のお会計では決してマイナーな選択肢ではなくなっています。
通常、クレジットカードのシステムを導入すると、多くの場合審査やその振り込みのシステムに躊躇する中小の店舗も少なくありませんが、この Square のシステムではその辺りの懸念が大きく緩和されるはずです。

一方で日本では非接触型のカードである Suica や Pasmo などによる会計が少額会計のエリアで活躍しています。まだ、このエリアはリーディング サービス不在といえるでしょう。マイクロソフトの次世代 POS 分科会に Edy や JR が参加しているようなので、楽しみなビジネス マーケットではあります。

このように、電子会計の波は大きく、また Square の進撃は今後さらに勢いを増すことと思います。Square はアメリカではスマートフォン決済も初めていますので、非接触型カードの方式が展開されるタイミングによっては、日本も Square モデルが大きくシェアを伸ばし、既存のシステムの置き換えに発展することも決して、大げさな予測ではなく鳴ることでしょう。

In the last September, I saw this cube device attached on iPhone at "Another Cafe" in San Francisco at first.  Cafe staff swiped my card through this cube and asked me to sign on the iPhone screen.   Then, I could not have feel this proces…

ディスプレイの中の現実と、目の前の空想 - The facts in the display, and the virtual in person -

*English follows Japanese

ちょうど先週末のこと。各種企画を終えてバーで一息つきながらその日の終わりを迎えていた時、ふと気づくとカウンターの並びで皆一様にガジェットの画面に釘付けになっていました。薄暗いバーのカウンターで、ぽーっと液晶の光に顔が浮かび上がるのを見ていると、笑顔であったり、難しい顔をしていたりと様々です。ただ、同じなのは画面を見ながら、ときおりグラスを口に運ぶということくらいでしょうか。

はじめは、こういったカウンターバーでも目の前のリアルよりも画面の中のバーチャル世界から離れられない時代かと思いましたが、考えてみると今や現実はディスプレイの中にあるのかもしれません。

バーでお酒や、珈琲などを口にしながらバーテンや、馴染みの人、時に知らない人とはなす他愛もない会話をするというのは、ある種非現実的な時間であるともいえます。一方で、ディスプレイの中では、仕事であったり、家族や仲の良い友達などの情報が溢れているわけで、そちらのほうが現実というにふさわしいのではないかと思います。もちろん、生活様式や仕事内容によって千差万別だとは思いますが、月曜日から金曜日まで朝起きて、オフィスに行き、デスクワークをして帰るような仕事をしている場合、少なからず現実の時間の多くはディスプレイの中にあると言っても過言ではないでしょう。私自身もこうしてブログをパソコンで書いていますし、朝の新聞も最近では電子版。移動中はポッドキャストにてニュースのチェックをしたり、メールのチェックをするわけですから、現実は、ディスプレイの中にあるタイプの人といえそうです。

そう考えてみると、携帯電話をもたずに珈琲一杯、ワイン一口をカウンターで楽しむ時間はなんとも言えない現実逃避の空想世界と言えるのではいかと思います。ちょっとした旅行では手元にガジェットを置くような時代、意外に近場のお店や近所の散歩のほうが現実からの距離が離れた旅になるのかもしれません。

テクノロジーと便利さがもたらたした、新しい時間と場所との付き合い方を見なおしてみてはいかかがでしょうか?


Just in the last weekend, I enjoyed a relaxed time at a bar after making some plans of business.  Then, I was a…

ファースト フードにおける掛け声 - Is it really required to say "To Go or For Here" in Japan? -

* English followed Japanese

外資系チェーンのレストランやカフェでは、店内で英語や現地の言葉で掛け声をかける場面が少なくないです。しかし、これらの掛け声は果たしてしっかりと機能しているのでしょうか。どうも、星がつくようなレストランで厨房とホールがやり取りをするための外国語とは違った用途の記号になっているように思えます。

例えば、マクドナルドでは(今は実施していないかもしれませんが)、ハンバーガーなど残数管理をする担当者が厨房にオーダーをかけていました。その際に「フライヤー、ツー フィレ プリーズ」のようにオーダーをかけると、オーダーを受けたひとは「ツー フィレ サンキュー」といったように答えていました。要は、生産現場でよくある声出し確認です。ここで「フライヤー」は厨房での持ち場を示し、「ツー」は2,「フィレ」はフィレオフィッシュを指します。つまり、フライヤー担当者はフィレオフィッシュを2つ創るオーダーを受けたわけです。しかし、在庫管理も基本的にはプログラム通りに実施され、この記号のような言葉のやりとりは、果たして必要なのだろうかと疑問に思います。

スターバックスで、「To Go で」とか「For Here 〜」といった掛け声を聴いたことがある人もいるかもしれません。海外旅行をよくされる方にはおなじみでしょうが、「お持ち帰りされますか?」といった質問が海外では「For here? or To go?」と聞かれることから応用されていることがわかります。ただ、大抵の場合そのオーダー内容は POS に登録されて作成エリアの掲示板画面に表示され、オーダーを受けたひとは淡々と作り、画面の指示通りにお客様に商品を渡します。


このように、プログラム化された掛け声システムは、必ずしも効果的に機能しているとは考えがたい場面が多いです。POS システム、クラウド ベースの ERP システムやタブレット アタッチ型のスモール デバイスなどがこれらの問題を解消していくことでしょう。

Sometimes, I hear that a staff talks by using English or any other foreign languages in  foreign food chains.  Is it really working well as its…

琵琶湖疏水プロジェクト - Lake Biwa Canal Project -

*English follows Japanese

インクラインの桜並木、南禅寺や無鄰菴の観光を楽しまれた人、また蹴上のつつじを楽しまれた人は多いと思います。けれども、このインクラインが何故できたのか、蹴上に水道局があり発電所まである背景をふと考えてみたことはありますか。ここには、驚くほど入念に計画された都市構築のアイディアが隠れています。

明治時代に入ると、首都が京都から東京に移ったことで多くの人や産業が京都を離れていきます。結果として徐々に衰退しつつあった京都の産業を盛り返すべく当時の京都府知事が考えたのが、この疎水からなる都市計画だったのです。ここではいかにこのプロジェクトが生活にも産業にも結びついたものであったか確認していきたいと思います。

そもそもこの疎水そしてインクラインが出来る前、京都と大津の間は人と馬をつかって荷物を運んでいました。起伏のあるあの一帯での運搬はかなりの重労働です。そこで、琵琶湖から疎水を引いて運河を通すことになります。また、蹴上のあたりには南禅寺があり、南禅寺一帯の住宅地は高いところにあるため、さすがに運河では運べません。普通に考えると、そこで荷をおろし陸路で運ぶことになるのですが、大胆にも船ごとレールに乗せて運び上げるという考えをしたところにこのインクラインの一つ大きなポイントがあります。

このように疎水とインクラインは物流が主たる目的で建設されたことがわかります。ただ、この計画がどのように都市計画へと成長したのでしょうか。
まずインクラインで船をレールに乗せて運び上げるには、電力が必要になります。その電気をどうやって賄うかということが課題になりました。もちろん電気を引いてくることもできたでしょうが、ここで取り入れられたのは大胆にも発電です。しかも当時アメリカで開発されたばかりの水力を採用したのです。この計画で目をつけたのは疎水を引くことができるくらいの一帯の水量と勾配だったのです。

さらに、電力が賄われてこれで船も運び上げることができるようになりました。ところが、電力をそれだけに使うのでは余ります。余った電気は周辺の会社や家庭に提供されることになります。これが後の京電開通に大きく影響することになります。

また、張り巡らされた疎水は運搬にとどまりません。南禅寺や一帯の別荘だけでなく。本願寺あたりのお寺にも池用の水や防火用水としてひ…

ハンニバル亡き後のローマと、ジョブス亡き後のマイクロソフト - Rome after Hannibal going away, Microsoft after Jobs going away -

*English follows Japanese 日本ではさほど話題になりませんでしたが、アメリカ本国では決して小さなニュースではなかった今回のマイクロソフトの再編。この出来事をどう読み解くか?さまざまな視点からの意見がすでに飛び交っていますが、はるか昔の歴史と照らし合わせてこの出来事を見てみたいと思います。 かつて地中海諸国の知識と技術を吸収しながら徐々にその基礎固めを行っていたローマ帝国は必然か運命だったのか、カルタゴとの戦争時代に突入していきました。そのカルタゴにおいて本国でも特異な存在として扱われ、国からの十分な助けを得られずも、ローマを追い込み続けたのがハンニバルです。ローマ帝国はハンニバルに苦しめられましたが、そのハンニバルに敗けた戦いの場から辛くも逃げることができたスキピオが、ハンニバルから戦術を学び最終的にそのハンニバルに勝利することになります。 さて、アップルコンピュータを創業するもその会社を追われ、再びもどり、時代の寵児となったスティーブ・ジョブス。かれはマウスで操作できる GUI 型のコンピュータをいち早くリリースしました。しかし、ご存知のように PC の世界はマイクロソフトが勝利をおさめます。再び戻ったスティーブ・ジョブスは iPod, iPhone, iPad というデバイス、そして iTunes というサービスを駆使して独自の ecosystem を作り上げます。あっという間に PC ビジネスのシーンは Tablet の時代に突入し、デバイス&サービスというモデルが主流となりました。そして勝利への道をつくったところでスティーブ・ジョブスは亡くなりました。 ローマ時代の出来事と、この現代での出来事の大きな違いは、ローマは確実にハンニバルを破りましたが、マイクロソフトは押されたまま、そのライバルがいなくなってしまいました。 最近では堂々と公言するようになりましたが、たとえライバルであってもその能力をとりこんで強くなるのがマイクロソフトのスタイルといえます。気づけば、「我々はデバイス&サービスカンバニーだ」といい、「マイクロソフトのビジネスの根源は人々の生産力、そして創造力を大きく伸ばすことに貢献するツールを提供しているのだ」ともいいます。 今回の組織再編は間違いなく、この新しい戦略のもとに一気にビジネスを推し進める一手と…

パフォーマンスのしきい値 - The manner of show performance -

つい先日、とある Windows 系の Tech イベントに参加してきた時のお話です。
ご存知のように現在 PC 市場のシェアはある一定のラインに向かって着陸しようというところで、Tablet や Mobile といった市場でのシェアでどのような戦略を持って取り組むかというとことろが Windows としては重要な局面であるといえるでしょう。
そのため、イベントもいかに Apple や Google といった競争相手の成否と比べた優位性が随所に説明されていて、なかなかに内容のあるものでした。
きっとパートナー企業にとっては、戦略を再度確信できる内容であったのではないかと思います。

さて、このイベントの終盤で総括のように、Windows デバイスが Microsoft 製品との融和によりいかに使いやすいものであるかを説明するコーナーが有りました。
プレゼンターはあらゆるシーンを想定したデモでとてもよい説明ができていたと思います。
しかし、一番最後、彼はおもむろに MAC Book Air を持ち上げて、画面を逆方面に曲げていきバキっと割ったのです。おそらく、それまでに紹介していた Windows デバイスの一部が約 360 度フレキシブルに画面を回転することができることとの比較を派手に実施したかった意図もあったのでしょうが、果たしてこのパフォーマンスは聴衆の心をつかむことができたのだろうかと疑問に思いました。

ここ数年、Microsoft はソフトウェア メーカーではなく Device & Services Company だと公表しています。自らをデバイスを提供している会社と言っている以上、やはりすべてのデバイスに対して敬意は払うべきだと思います。
パフォーマンスは時に聴衆の想像を超えたシーンを見せる必用があるのは確かです。もちろん何かを破壊することも方法の一つでしょう。
しかし、人の心を真に高揚させる瞬間は、常に破壊からではなくて創造からでしかありません。

今後、さらに色々な形態のそして機能を持ったデバイスが各社から出てくることと思います。是非とも、互いに潰し合うような戦いではなくさらなる興奮と感動をもたらすプレゼンをして欲しいと思います。


A couple of days ago, I attended to one of the technical …

Windows Store の優位性 - Advantage of Windows Store -

*English follows Japanese

Microsoft が Windows 8 を発表し、いよいよ Google, Apple, Microsoft と三社の競争時代突入と考えているのは、おそらく一部の IT 業界、そしてビジネスアナリストくらいで、多くの人が Microsoft も斜陽にはいったと見ているのではないでしょうか。
だとすれば、多くの人にとってこれから驚くべき IT Monster の力を感じることになるのではないかと思います。
その一つが Windows Store App です。

現在のところ、iOS そして Android とは比べることもできないくらい少ない Windows Store App。そして、従来の Windows アプリケーションは Windows 8 以降、いまいち使い勝手不明瞭という人も少なくないと思います。そんな Windows Store App ですが、実は大きな優位性を持っています。
それは、HTML5 + CSS + JavaScript 形式のアプリケーションを潜在的にサポートしていることです。つまり、Web 上で展開していたコードをそのまま転用できるのです。
Android や iOS の場合、Web のアプリとそれぞれのプラットフォームのアプリケーションは別々に開発するか、特殊なプラグインを使用する必要がありました。
これは、Android は Java、iOS は Objective-C を採用しているためです。
Java や Objective-C はどうしても従来のプログラマーの領域という印象が強い人も多いでしょう。しかし、Web アプリケーション、とりわけ HTML5 + CSS + JavaScript 形式であれば、デザイナーの方にも馴染みがある領域かと思います。
もちろん、C++ や C#、そして Python といったエンジンを用意することも可能です。
これは非常に大きな優位性ではないでしょうか。
アプリケーション作成のしきいを低くしただけでなく、コスト削減、さらには分業、新たなビジネスのチャンスすらも示唆しています。
例えば、JavaScript 形式で呼び出し可能なアプリケーション エンジンを提供する仕事をすることも可能になります。

もちろん、Google もいま Andro…

インテリジェント システムとは何だろうか? - What is the intelligence of the system? -

* English follows Japanese

インテリジェント システムとは何なのでしょうか?  最近、ネットにかぎらず IT 系の雑誌やビジネス誌でも目にするこの言葉。しかし、どういった機能が "インテリジェント=高度な知的能力を持った” と呼ばれているのかいまいちはっきりしないところがあります。

現在、多くのシステムが手元の端末から入力されたキーワードを基に情報を探し、手元の端末に結果を返してくれます。キーワードを基にいかに期待に近いものが列挙されるかというところが、こういったシステムにおいては重要です。Google や Bing で検索した結果、上の方に可能であれば一番上に一番期待した結果が出ていることをユーザーは期待してキーワードを入力します。では、この検索の精度を高めていくことがインテリジェントなのでしょうか?

私はインテリジェントなシステムとは、この検索の精度を高めることだけではなく、ユーザーが気づいていない隠れた記憶からも情報ないしサービスを提供できるシステムではないかと考えています。隠れた記憶とは、今頭に浮かんでいるキーワードや期待している結果ではなく、記憶として知識として持っているけれども今の段階ではつなげることができておらず、実際にキーワードから繋がった時によりよいアイディアにつながる記憶や知識です。
このような体験は、すでに実際にほとんどの方が体験されていると思います。例えば、カラオケで歌の本をパラパラめくっていて「あ、これ懐かしい!」と思ったこと、雑誌をみていて目に止まった記事が新しいアイディアを生み出してくれたことなど。散歩の途中で出会った風景もそうです。キーワードからの検索は、あくまでもある程度の結果を期待して意図して情報を探すシステムであり、結果はその予想範囲のなか、超えたとしても結果はより詳細だったり有益な情報がでてくる範囲に留まります。
確かにこれらの精度を上げることも、期待値を超える結果を出すこともインテリジェント システムと言えるでしょう。しかしながら、隠れた記憶や知識を掘り起こして新しいアイディアやクリエイティブな活動につなげるような情報・サービスをあたえることもできて、インテリジェント システムと呼べるのではないかと考えます。

現在、多くのシステムは携帯やタブレット、パソコン、または自動販売機や街に設置さ…

言い訳の逆効果 - Backfire with too much apology -

* English follows Japanese

サービスをしていると、どうしてもミスをしてしまうことがあります。また謝らないといけない場面も出てきます。こういった場面で言い訳をすると、一気に信用を失うことが少なくありません。もし謝らないといけない場面に遭遇したら、まずは何について誤っているかについてを明確にすると良いと思います。遅刻したのであれば、遅刻したことではなく遅刻によって相手にどのようなな迷惑をかけてしまったかについて謝りましょう。また、可能であればどのような方法で今後防げるかについても触れておくと良いと思います。
もちろん、失った信用は決して簡単には取り戻すことはできませんが、口に出してしっかりと要点を整理して反省した気持ちを持って謝ることは自身の向上にもつながるのです。

先日のことですが、不動産屋さんとの待ち合わせがありました。
この日は数件の物件を周る予定で待ち合わせは一件目の物件の前です。
多くの場合は、不動産屋さんは少し早く現地についており、鍵の準備などをしてくれています。ところが、この日は時間になってもなかなか現れませんでした。
とそこに電話が。不動産屋さんからです。
電話にでてみると、3、4 分遅れそうですとのことでした。
仕方ないので、少し待っていましたが 5 分たっても 10 分たっても来ません。
と、そこにまた電話があり、今度は道に迷ったというのです。
これも仕方ないので、電話口で道案内をしてあげてようやく到着しました。
ここで彼が言った言葉が、「はじめての物件だったもので」ということです。
私は、プロフェッショナルとしてこの説明は、遅刻した理由にも道に迷った理由にもなっていないと感じました。
初めてだからこそ、事前にしっかり地図などで準備しておくべきではないでしょうか。
いまであれば、インターネットの情報を利用して付近の写真も見ることが可能です。
このように、理由になっていない言い訳は、時として修復が困難になるくらいの信用問題につながることがあります。

ミスをしないことに越したことはありませんが、人はどうしてもミスをしたりミスをした人のフォローをする場面に遭遇する可能性があります。
その場合は、言い逃れのような説明をするのではなく、失敗から大きな改善につながる一歩となる反省の弁をもって謝ることが大切だと思います。

さて、あなたな…

マイバッグサービス - Service for my bag customers -

*English follows Japanese

以前、過剰包装について書きましたが、一方で最近はスーパーなどでビニールや紙袋にいれてもらうのではなく、自分の鞄やもっていった袋に入れてもらうお客様も増えています。
こういったお客様にスーパー側もなかなか特徴あるサービスが展開されています。

例えば、サンフランシスコの WholeFoods Market では 5 セント バックで、それを寄付することも出来ました。現金で還元してさらにそれを寄付できるというところが、サンフランシスコらしいサービスだなと思います。

また、広尾の明治屋だとゴミ袋をつけてくれます。
東京都では半透明のゴミ袋に入れてゴミを捨てないといけないので、これは非常に助かります。ゴミ袋はかならず使って捨てるものですので、理にかなった方法といえるでしょう。

このように My Bag に対して特徴的なサービスを展開するお店が増えてきています。いずれ衣類や電化製品など、いろいろなジャンルに広がるのではないかなと推測します。
是非とも、特長あるユニークなサービスを発見したいものです。


I described about Packing Too Much before, whereas, some customers bring their original bag when they go to grocery store rather than getting a plastic or paper bag recently.  I found a couple of unique services for those customers in two stores.

First, in WholeFoods Market in SF, they check 5 cents back to the customer if the customer does not need bag.  In addition, the customer is able to donate this 5 cents then.   I felt that this service is really suitable for regional culture.

Second, in Meiji-ya Hiro-o, this …

なぜ茶碗を回すのか - Why customers have to rotate the bowl? -

* English follows Japanese

お抹茶のお点前をいただくとき、茶碗を回すところを見たことがある方は多いと思います。もしくは、実際に回していただいた経験を持っている方もいるかもしれません。
でも、なぜ茶碗を回すのでしょうか。

通常、亭主から一服いただく際、茶碗の正面が自分の方に向いて渡されます。
客は茶碗を正面からみて受け取ることができますので、もっとも美しい姿を見ながら茶碗を手にとることができるのです。
さて、その状態で手渡された茶碗ですが、時計回りに 90 度まわしたところでいただき。口元を拭いたら、反時計回りに 90 度回したあと正面を亭主に向けて返します。
この茶碗を回す理由は、亭主の手元に渡った茶碗を見ているとわかります。

亭主は、受け取った茶碗を正面を手前にして手元に寄せます。
お湯を入れてかるくお湯を回して水差しにお湯を流してすすぎます。そのご、茶巾で茶碗を拭くことになります。

実はこの一連の動作に回答があるのです。
亭主が水差しにお湯を流す際、左手で茶碗を持って亭主はお湯を流します。
茶碗を左側に傾けてお湯を流すため、茶碗正面を見て右手の側面からお湯が水差しに流れます。このとき、このお湯が流れる口は先程、客が口をつけたところです。

そう、茶碗を回す理由は客がお茶をいただく際の亭主への心遣いなのです。
言うなれば、90 度という角度すら意味をなさず、亭主の手前の癖などを考えて多少位置をずらしてこそ正解と言えなくもありません。

茶室にはこのように、より意味深いコミュニケーションをとるために客側も常に亭主へ心遣いを怠ることはありません。
こういった気持ちの積み重ねが、お茶をいただきながら交わされるコミュニケーションの質を高めていくことになります。


You might know or do rotating the bow when you have a "matcha"l   However, do you know about the reason why you have to rotate the bowl?  Most of persons cannot answer for this question as far as I know despite he/she is familiar with the…